インテリア産業協会[JIIA]/日本インテリア協会[NIF]は、JAPANTEX 2025の共同企画「WINDOWS PARADISE」で、国内外のファブリック、壁紙、窓装飾、縫製技法などを組み合わせた体験型の空間展示を展開した。展示では、単にカーテンや壁紙を見せるのではなく、それぞれの素材やデザインの背景にある物語を読み取り、生活者像や暮らしのシーンに落とし込んだコーディネートを紹介した。
英国Sandersonの「Highgrove Garden」壁紙から着想した展示では、刺繍カーテン、斜めワンプリーツ、ダイヤモンドプリーツ、高さを大きく取った箱ひだなど、多様な縫製表現を紹介。ポルトガルのALDECO「Douro Valley」シリーズでは、渓谷やブドウ畑などの景観をモチーフにしたファブリックと、ワイン産地をイメージしたゴブレットスタイルのトップ縫製を組み合わせ、素材の背景まで含めた窓辺の演出を提案した。
さらに、リサイクルポリエステルやコットン・麻などの素材、静岡県掛川のアバカ織物、KOZO「朝桐」パネルなども取り入れ、ファブリックをカーテンだけでなく間仕切り、ヘッドボード、ランプシェードなどへ展開した。架空の生活者像を設定しながら、色、素材、縫製、重ね方、DIY的な工夫を組み合わせることで、窓装飾とファブリックが空間全体の印象や暮らし方に与える可能性を示した。
FAQ
WINDOWS PARADISEではどのような展示が行われましたか?
国内外のファブリックや壁紙、多様な縫製技法を組み合わせ、架空の生活者像や暮らしの物語を設定した空間コーディネートが紹介されました。窓装飾だけでなく、空間全体でファブリックを活用する提案となっています。
どのような海外ブランドや素材が紹介されましたか?
英国Sandersonの「Highgrove Garden」、ポルトガルALDECOの「Douro Valley」、スイスのFischbacherの商品などが紹介されています。また、リサイクルポリエステル、コットン、麻、アバカなどの素材も取り入れられました。
カーテン以外にもファブリックは活用されていますか?
はい。展示ではファブリックを間仕切り、ヘッドボード、ランプシェードなどにも活用し、窓装飾にとどまらない多様な使い方が紹介されています。
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皆様、今年もWindowsパラダイスへようこそ。それでは早速ツアーに入りたいと思います。まず皆様、ゲートをご覧ください。ウンドウパラダイスのロゴ入りのストリングスカーテンです。今年の正面ゲートは、右にALDECOのローズからバーガンディの色、左にサンダーソンのブルーとグリーンの色合い。中央のストリングスカーテンは、それに合わせて、中央からグラデーションで、バーガーディとグリーンに寄せて作っております。中央には、ウィンドウパラダイスのロゴを印刷いたしました。まずこちらをご紹介いたしましょう。こちらはイギリスのサンダーソン、ハイグローブガーデンというシリーズの壁紙です。私たちの元に届くそのデザインの背景を汲み取って、その物語を装う、という題で展示をしております。こちらの壁紙をよくご覧ください。いかにもこう、イギリスの王室には、という素晴らしい壁紙なんですね。こちらからインスピレーションを得まして、カーテンのデザインへと続いていきます。ごく普通の カーテンのように見えますが、こちらは刺繍です。この刺繍の縦ラインを強調するために、上のトップの仕様が、初めての試みですけれども、斜めにワンプリーツで畳んでいます。同じように、そのお隣から引いたグリーンの無地。これだけですと、ちょっと寂しいんですが、上をご覧ください。ダイヤモンドプリーツ。これだけ華やかなトップが来ると、より一層、ここの魅力が引き立ってくると思います。さらにもう1つ、こちらのシアーをご覧ください。皆様もよくご存知の箱ひだなのですけれども、ご覧になってください。いつも見ている箱ひだの倍ぐらいあると思います。この高さがあるだけで、ずっと商品の魅力が引き立ってくると思います。こちらは、いかにもイギリスらしい、こう朝霧にけむるような、そんなイメージの田園風景が広がっています。同じようですけれども、今度そちらをご覧ください。全く変わってきます。こちらはポルトガルのALDECO社の新商品、ドウロバレーシリーズになります。デザイナーのスザンナは、ポルトガルから車で1時間半のこのドウロバレーに、子供の頃からよく通ったと聞いております。このドウロバレーの、こちらに写真があるのですけれども、この自然の景観をファブリックスのデザインに落とし込みました。ドウロバレーのランドスケープ、そしてブドウ畑の段々畑の様子、渓谷の岩肌、そういったものから、このデザインができています。ドウロバレーはワインの産地、ポルトワインの産地になります。こちらのシアーの縫製のトップを見てください。この、ワイングラスと合わせたゴブレットのスタイルで縫製しています。彼女にとって、このドウロバレーは、心を落ち着ける特別な場所のようです。芳醇な秋の色合いをお楽しみください。それでは皆様、こちらの壁面一杯に広がる作品をご覧ください。Windowsパラダイスは、2017年から始まりました。その間にたくさんの魔ドウ使いたちが育っていきました。その方たちの作品を年代ごとにこちらに展示しております。どうぞご覧ください。こちらはスイスのフィッシュバッハの商品になります。これはなんとリサイクルポリエステルでできている新商品です。これまでリサイクルポリエステルですと、どうしても商品がゴワついたりと、デザイン的な要素は乏しかったのですが、これだけ素敵なテクスチャーの商品があります。こちらはフィスバとデザイナーであるマルセルワンダースがコラボした商品になります。マルセルワンダースは、徹底的に天然素材にこだわって、コットン100%、あとは麻の商品を提供しております。私は、海辺のオーシェアハウスに暮らす33歳の窓装飾プランナー、という設定で、幸せな空間を作りました。私が住む静岡の海と、茶畑と、西伊豆のオレンジという色を使って、紳士に物づくりをする方たちの商品を使い、その方々に少しでも光が当たるようにと思ってこの展示を作っております。こちらの腰窓に関しては、静岡の掛川で、アバカというバショウ風の繊維を使った織物をさせている方のファブリックを使いました。この素材の良さを生かすために、また、気軽に窓回りを楽しんでいただくために、あえて縫製はすごく簡単にして、このウッドタッセルで、こうパチンと止めるだけ、という簡単なスタイルを作っております。こちらのメインの吐き出し窓は、この床から波が打ち寄せるというイメージで、波打ち際の窓辺をイメージして作りました。波の表情がよく出るように、裾にテグスを入れて仕立てていただきまして、こう立体的になるように作ってます。また、アクセントになるように、この生地を縫製した時の端材で、ここにアクセントをあしらっております。こちらのパッと目を引くスモーキングトリムは、波と泡のデザインで、これ、一針一針、縫っていただいて、これだけゴージャスな装飾を作っていただきました。裾も、このクロスから繋がるように、ヘムを長くすることによって、さりげないアクセントを入れております。こちらのレースもすごく綺麗なので、単色の良さと、重なった時の良さが出るように、重ねてこうフリーで表情が出るように作っております。シェアハウスということで、仕事をするオンの空間と、隣に住まう方とお茶をするオフの時間を区切るために、緩やかにファブリックで空間を間仕切る、ということで、今回この大胆なレールをメーカーさんに一生懸命考えていただいて設置いたしました。このような形で、こちらも同じくウッドタッセルを使うことで、ファブリックに色々な動きを出して楽しんでいただくこともできますし、重ねることで区切り方を楽しむこともできるようになっています。こちらのアクセントクロスには、トミタというメーカーさんのKOZOを用いた朝桐という名前のパネルを使いました。また、こちらのランプシェードは、先ほどの腰窓と同じアバカーを使ったランプシェードを、オリジナルで、今回のために作成していただきました。こちらのお部屋は、海辺のシェアハウスに暮らす、35歳のカラーコーディネーターのお部屋をイメージしてデザインいたしました。彼女の好きな色は、この海のような深い透明のターコイズ ブルーで、それに合わせて、ピンクとブルーでこの部屋をまとめてみました。ポイントは、こちらのヘッドボードなのですけれども、こちらはファブリックパネルで作っておりまして、キャンバス地の上にウレタンを乗せて、布でタッカーで止めて作っております。自分でも手軽に作ることができるので、好きな布を貼り替えたり、色の配色を貼り替えて楽しんだりして、工夫することができます。こちらのようになっておりますので、例えば、全然違う雰囲気の布を貼り替えることができます。こちらの窓は、ファブリックパネルに特徴があるので、邪魔をしないようにレースをフロントにして作ってみました。手前の方は、ロールタベストリーといって、レースの布を表に貼り合わせて、ロールアップしております。このトリムなのですけれども、トリムは、これ1枚で使うと細すぎるので、シンコールさんの生地の上に乗せて太さを出して、ターコイズブルーの色を、出すようにしております。2枚目に、3段使いになってるんですけど、ロールアップタペストリーというものを手前、奥にダブルシェードを使っています。ダブルシェードは、色を、この濃いものと、このレースとは違う素材を使うことによって、奥行き感と素材の違いを出しております。こちらの窓に行きますと、こちらはレースを3段重ねにしまして、3枚1度に構成して、上はギャザーテープ、ギャザー仕様にしております。レースを使っているのですけれども、このように端をちょっとずつ、25mmずつずらすことによって、奥行き感と、ちょっと面白い感じになっております。上の方はフリルになってるのですけれども、テグスを入れることによって、ふわふわっと立ち上げるようになっております。今年のWindowsパラダイス、その楽園で暮らす人たちの物語。皆さんそれぞれの幸せな形があります。どうぞ、その中の主人公になったつもりでお楽しみください。そして、こちらの中でいつもパラダスを見守る天使がいます。実はカーテンはいろんなところで活躍しています。この天使のドレスも、住之江さんの新作の生地でできております。ファブリックスの様々な可能性をどうぞお楽しみください。

